もうずいぶん石仏を見に行ってない!!
てわけで、シルバーウィークなので石仏を堪能しに、
一度行ってみたかった「木根川薬師」へ。

とりあえずお賽銭を・・・と、階段を上がっていくと眼下に石仏発見!!
紛れも無くお不動さんだ!!と、お願いごともろくにせず手を合わせたら一目散にお不動さんだ!!
羂索を持つ手が無くなっておられるのぉ・・・
痛々しいのぉ・・・ん?そのうしろ!!
おびただしい量の石仏が・・・!!

いわゆる無縁仏ということでしょうか。
霊園の入口に積み重なる石仏たちは、それでも花も線香も手向けられています。
一番多く見える如意輪観音さまは、好きな石仏の中に入りますが、そのたおやかなポーズからか、女性のお墓であることが多いですね。
子供のお墓であるお地蔵さんも多く積まれており、女子供のお墓がどうしても無縁仏になるんだなぁと。
それでも女性はランクが低い時代のことでしょうから、わざわざお墓を作ってもらえたような、この女性たちは周りから愛されて、幸せな人生を送ることが出来たのではないかなどと憶測してしまいます。
如意輪観音さまの、何ともリラックスしたようなポーズに、「ああ、生まれてきてよかった」という声が聞こえるようです。
(半跏思惟・・・「どーしたもんかねー」と考え込んでるんですけどね、実際は)
如意宝珠が「チンターマニ」っていうのもざっくばらんでいいよね!!
(わかんねーよ、キミの言うこと)
他にも石仏と言うより石碑がたくさんありましたが、嬉しかったのは、帰ろうと山門のあたりまで戻り、古めかしい建物に目を奪われておりましたら・・・
一番好きな「庚申さん」
青面金剛が隠れていた!!そのうしろの建物は、元々幼稚園だったそうです。
「やくし幼稚園」現在はお隣に、それはそれは立派な建物に建て替えられて健在です。
手前の大イチョウは、マジ大イチョウでした。
上の方にチラッと見えているのは「高速道路」。
これが出来るまではホントにど田舎でした(笑)。
土地の買収で、大きくなったお店と、単に散財したお店とがあって・・・なんて話を耳にした事があります。

さて、大好仏の(笑)庚申さんだ。
大切に扱われてきたのでしょう。どちらも文字がはっきりしています。
奉供養庚申為二世安楽也 施主
元禄十四年辛巳九月吉祥日
1701年です。

寛永四年丁卯九月吉日
1627年・・・とは思えない克明さ。
どちらもお約束の邪鬼踏みと三猿が愛くるしく、寛永の方は鶏まで入ってます。
このころの方が羽振りがよかったんですかね。

文字塔ですが、馬頭観音が隣に。
馬頭さんは文字塔が多いですが(見た目つまんないけど(笑)予算の関係でしょう)お姿が彫られている場合、
馬頭さんと青面金剛は、パッと見、区別がつきづらいです。
興味が無ければマナカナくらい区別がつきません。逆にそのくらい違います。
馬頭さんは「額に馬がいるからわかる」と仰る方もいらっしゃいますが、見ると青面金剛の額にも馬のようなのがいるんですね。
これは蛇が巻き付いているのですが、ものによっては、作っている人が混同しているらしく馬にしか見えないことがあります(てゆーか馬。)
風化によってそうとしか思えない場合も。
区別の簡単なポイントは、馬頭さんはお顔が3つ。
正面の他に左右に横向きのお顔があります(前出と同じで、そうとは限らないところがコワいですが)。
左右のお顔はどうしても彫りが浅くなってますから、風化が早いので、よぉーく見てみてくださいね。
もっと簡単・確実なポイントは
猿がいたら絶対に青面金剛です。
また、何故かほとんど千葉限定で「馬乗り馬頭観音」というタイプがありまして、こちらに至っては更に混同が進んでいます。またの機会に(笑)。
昔のカルト映画「恐怖奇形人間」で「血の通った馬頭観音」を作ろうとしていたと言う流れに笑っていいのか悪いのか、いまだにトラウマであります。馬だけに。
◆∞∞∞∞∞∞∞∞◆木根川薬師
葛飾区四ツ木1-33-18
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